jpg, png画像などのラスタライズ画像をベクタ形式のeps画像に変換する方法です。
まとめ
一番良い方法は、LinuxでImagemagickのconvertコマンドを使って、
とする方法です。
1. Imagemagickを使う
Linuxが使える場合です。
Imagemagickのconvertコマンドで
とします。
eps2が無い
でも変換できますが、画像容量が大きくなってしまいます。
例えば、カラーマップの画像 668kBの”aa.jpg”
(オリジナル画像)
を
convert aa.jpg bb.eps
の二通りで変換した場合
17M bb.eps : 通常のconvert
612K aa.eps : eps2を付けたconvert
と大きな違いが出ます。
線のpng画像”rr.png”(元サイズ29.5kB)
であっても
convert rr.png rrn.eps
の二通りで変換した場合
5.5M rrn.eps : 通常のconvert
104K rr.eps : eps2を付けたconvert
となります。
eps画像をeps2によって再変換することもできますが、画質が許容できないくらい落ちてしまうのでやめたほうが良いと思います。
再変換に関して、恐らく何らかのオプションを付ければ大丈夫と思いますが、調べてはいません。
2. Gimpを使う
Linux, windowsが使える場合です。
Gimpで画像を開いて
ファイル→名前を付けてエクスポート
に進みます。
その後、ファイル名、拡張子を.epsにすれば、eps形式が得られます。
この方法では、
32Kの上の元画像が、4.5Mのeps画像になりました。
3. Inkscapeを使う
Inkscapeはwindowsでも用いることができる、ベクタ形式が編集可能なソフトです。
まずはラスタライズ画像をインポートします。
インポートは上のようにやればよいです。
続いて、ページサイズを取り込んだ画像に合わせるために以下の操作をします。
これによって、eps画像は、668kBから859kBに代わります。
このほか、画像の拡大縮小や、eps出力時の設定を変更を変えていけば容量も変わりますので、試してください。
参考サイト
ImageMagickでeps形式に画像を変換するhttp://fatsumiyoshi.hatenablog.com/entry/2012/10/01/174354