現象
ThinkPadをWorkstationドック2を利用してThunderbolt3でeGPUを接続し、外部ディスプレイに出力しています。
1~5時間程度はeGPUを認識して正しく動作します。
その後突然、外部ディスプレイが数秒固まり『外部GPUは未接続です』と通知が鳴り、Thinkpad本体のみに画面出力がされます。
この時、外部ディスプレイには固まった瞬間の画面が表示されたままになりますが、外部ディスプレイは全く操作ができません。
固まった状態で、eGPU-Workstation ドック 2の間のケーブルを抜き差しすると再び外部接続は戻りますが、数分で同様の現象が発生し固まります。
固まった状態で放置すると、数分後に勢いよくeGPUファンが回り始めます。
PCの再起動をすると、再び1~5時間程度はeGPUを認識して正しく動作しますが同様の現象が起こります。
固まった状態では、デバイスマネージャー上でもeGPUに搭載されているGPUの項目が存在しません。内部グラフィックスしかありません。
解決方法
ThinkPad Thunderbolt 3 Workstation ドック 2のファームウェアをアップデートすると治るっぽいです。
毎日必ず1回は突然接続され無くなる現象が、ファームウェアアップデートした2022/10/14からぱったりと無くなりました。
母数は1です。
環境と状況
環境
品名: ThinkPad X1 Carbon (2019)
OS: Windows 11 Pro 64-bit
eGPU Box: Razer Core X
GPU: GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1
接続: ThinkPad Thunderbolt 3 Workstation ドック 2を利用したThunderbolt接続
出力: eGPU BoxのGPUから外部ディスプレイに出力
調査・試したこと
どうやら調べていくと、eGPUの電源周りが原因だよーみたいな記述はありましたが、同時にそれでは治らないという情報もありました。
ケーブルに触らずとも再起動でeGPUを再び認識してくれることから、Thunderbolt3周りを疑いました。
eGPU-Workstation ドック 2の間のThunderboltケーブルを変える
ケーブルが破損しており、時々通信がうまくいかなくなるのかな、と思いましたが全く変わりませんでした。
windowsの電源オプションを高パフォーマンス設定にする
高パフォーマンスモードは隠されているので、レジストリをいじって変更しましたが変わりませんでした。
windowsの電源オプションの詳細で、設定を変える
何かしらの原因で、eGPUがスリープモードに入るように信号が送られているのかと思いましたが、違いました。
これも隠されているので、レジストリをいじって項目を出現させ、
・『USBのセレクティブサスペンドの設定』を無効
・『PCI Express』→『リンク状態の電源管理』をオフ
にしましたが変わりませんでした。