LinuxMint 17.1 “Rebecca” においてデスクトップ環境”lxde”をインストールするための手順です。
LXDEの導入
lxdeとは?
→Arch Linux LXDE (日本語)より引用
LXDE (“Lightweight X11 Desktop Environment”) は極めて高いパフォーマンスを持ち省エネルギーなデスクトップ環境です。開発者たちの国際的なコミュニティにより管理され、美しいインターフェース、多言語対応、標準的なキーボードショートカットとタブファイラーのような追加機能を含みます。LXDE は CPU も RAM も他のデスクトップ環境に比べ消費が少ないです。特に、ネットブック、モバイル端末や、古い計算機などによるクラウドコンピューティングにあわせてデザインされています。
ぶっちゃければ軽いよ!ということです。
windowsだったらこの変更に相当する操作はありません。
これからやろうとしているのは
OS → バージョン → デスクトップ環境
の順で書けば、
LinuxMint → 17.1(Rebecca) → cinnamon
から
LinuxMint → 17.1(Rebecca) → LXDE
に変更する、という操作です。cinnamon, LXDEの他にMate, KDE, Xfceなどがあります。
詳しくは調べてください。
設定→Synapticパッケージマネージャ
と進みます。
Synapticパッケージマネージャの検索ボックスでlxdeを検索してチェック、チェックして出てくる関連のものも全てチェックします。
さらに、lxdmもチェックします。
どうやらこのlxdmがないとログイン画面でどのデスクトップ環境でスタートするか?の選択ができません。
あとはSynapticパッケージマネージャの”適用”を押せば終了です。ログアウトして、
ログイン画面で(多分デフォルトでは)λになっているところを押してlxdeで起動を選択、その後ログインしましょう。
lxterminal のカラーを変えたい!
…できません。
Thread: Colour Scheme on lxterminal in lubuntu
と
LXTerminal Colors?
より。
At this time we do not offer any more customization than foreground/background. You are encouraged to run any terminal emulator that meets your needs.
訳すと、”前景色と背景色以上のカスタマイズは提供しないよ。カスタムしたかったら別のターミナルをインストールしてねミ☆”
だそうです。
→guake terminalというのがよさそうです。
sudo apt-get install guake
で、インストールが終わったら端末で
と入力し、F12キーを押せば立ち上がります。guake terminalの設定は
スタートボタン→設定→Guake Preferences
で設定できます。
LXDEのスタートアップ(起動時に自動的に実行させるプログラム)の設定がないよ!
Arch LXDEによると、
ディレクトリの場所:~/.config/lxsession/LXDE/autostart
にLXDEを起動させたときに実行させるプログラムが書いてあります。その中身に何が書いてあるかというと、
@xscreensaver -no-splash
@lxpanel --profile LXDE
@pcmanfm --desktop --profile LXDE
@/usr/lib/policykit-1-gnome/polkit-gnome-authentication-agent-1
のような文が記述されていると思います。意味はArch LXDEによると@以下の文が起動時のプログラムとして実行されます。
なので、ここを書き換えて、たとえばguake端末を起動時に立ち上げたいのならば
@xscreensaver -no-splash @lxpanel --profile LXDE @pcmanfm --desktop --profile LXDE @/usr/lib/policykit-1-gnome/polkit-gnome-authentication-agent-1 @guake |
という風に@guakeを付け加えてあげましょう。
guakeの横幅を変えたいよ!
How To Adjust Guake Terminal Width を見てみるとUbuntu12.10以降はguakeの設定ファイルは
にあります。LinuxMint17.1でも同じで、上のディレクトリにあります。この中身を編集していきます。
sudo emacs /usr/bin/guake
で開き、820~830行目あたりにある
def get_final_window_rect(self):
"""Gets the final size of the main window of guake. The height
is the window_height property, width is window_width and the
horizontal alignment is given by window_alignment.
"""
screen = self.window.get_screen()
height = self.client.get_int(KEY('/general/window_height'))
width = 100
halignment = self.client.get_int(KEY('/general/window_halignment'))
のwidth=100になっているところ書き換えてwidth=50とか80とかにします。
ちなみにこのwidthはウインドウの横幅に対するパーセンテージです。
※サイトで検索した時、下の場所にあるからねーっていう記述がかなりあったけれどこれはUbuntu12.04以前の場合です。
/usr/lib/guake/guake.py
昔のだね。