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モスクワの地下鉄と電車

モスクワ周辺には2種類の電車があります。

一つは “メトロ” と呼ばれる地下鉄、もう一つは “electric train”と呼ばれるモスクワ中心から放射状に延びる電車です。

メトロ
・料金は距離に依らない。
・時刻表は無い

メトロ内にいる限り、乗り換えても、どこまで行っても1回50ルーブル。
時刻表が無いのは1~5分程度待っていれば次の電車が来るためです。
また、回数券が存在し、例えば20回分で630rubなど安くなります。が、窓口のみ。
1人が20回分買って、その券を別の人の券として使うのもありです。
入場のみに券が必要で、出るときには必要ありません。

メトロの地図は
https://metro.yandex.com/moscow
がお勧めです。yandexはロシアで主要な検索サイトです。
英語版ももちろんあります。
また、Google playにおいて、
Яндекс.Метро
というアプリがあるので、入れておくと良いでしょう。

electric train
・料金は距離に依存する
・降りる駅に駅員がいない事も。
・切符を持っていないと400rub前後の罰則金あり

料金システムは日本と同じです。移動する区間に応じて値段が変わります。
困るのが切符の購入です。
自動券売機があれば英語表記の案内がありますので楽に買えますが、小さい駅に自動券売機はありません
この場合、どちらかの方面行き(もしくは両面)に存在する窓口で直接話して買わなければなりません。
英語はほぼ通じません。
紙に行先の駅を書いて、見せるのがいいでしょう。

ちなみに切符を買わなくても電車には乗れます。しかし、定期的に警備員が電車内を巡回しており、切符を見せろ、と行ってきます。もしもチケットが無かった場合罰則金を取られるそうです。
(駅のホームの端から改札を通過せずに降りたり、登ったりする現地の人を見ますが、つまりそういう事です。)

Google playでは、
Яндекс.Электрички
があるので入れておくといいと思います。

※日本から試すならば、インストールした後に地域設定をしなくてはなりません。
モスクワに行くならば、
歯車のマーク→Пригородная зонаの項目をМосковскаяにしてください。現地に行き現在地情報を使えば自動的に設定されるはずです。

ロシアに行く前に

ロシア、特にモスクワ近辺しか行っていないので余り言えませんが、準備しておくと良い点を挙げます。

・水はけが悪い→トレッキングシューズ推奨
・トイレットペーパーを水に流してはいけない→数日程度なら日本から持参するべき
・室外と室内で温度差がすごい→多少暖かい服にとても厚いコート類10月初旬当り(1℃-10℃前後)

水はけが悪いため、道が絶えずぬかるんでいたり水たまりができていたりします。このため、トレッキングシューズなどを履いていくのが良いでしょう。

トイレットペーパーを水と一緒に流してはいけません。ペーパーが水に溶けないため詰まります
拭いた後のペーパーは横にあるバケツに捨てます。日本では考えられないかもしれませんが、首都モスクワであってもこれは普通のことです。
ホテルではバケツはないかもしれません。その時はきっとペーパーが流せるタイプなのでしょう。
ペーパーを日本から持っていくのが良いでしょう。
一応ロシアのスーパーマーケット等にも水で流せるタイプのペーパーは売っています。

室外は冬服でも寒く感じます。室外では帽子やフードをかぶるべきです。
半面、室内は半そででいられるほど暑いです。どうやら薄い服の上に厚手のコート類を着るのがこちらのスタイルのようです。

また、トイレは至る所にあるわけではなく、有料のトイレがかなりあります。
行きたいとなってから探しても見つけるのは難しいです。その時は、トイレを使わせてもらうためにお金を払うのを覚悟で近くのcafeや、レストラン等に行くのが良いでしょう。モスクワ周辺ならマクドナルドが分かりやすくて良いと思います。
他、大き目のショッピングセンターであれば無料で使えるトイレがあります。

ロシアの食べ物と飲み物

ロシアのモスクワに行く機会がありまして、そこで食べた美味しい食べ物を紹介します。

カフェ、レストランの二つに分けられるでしょう。
カフェはそこそこの味、価格でご飯が食べられます。
レストランは美味しくて高いご飯が食べられます。

基本的なロシアの食事スタイルは学食に近いです(MyMy(ムームー)というカフェが典型的)。
列に沿って進んでいき、食べたいものを注文、最後に会計というシステムが多いです。

典型的な食事スタイルは
スープ、サラダ、メイン、黒パン、飲み物
の5つです。

メインは肉/魚類と、ライス/蕎麦の実/マカロニ/マッシュポテト から選んで構成されています。
スープはボルシチや、サリャンカ等のことです。
サラダは種類がいろいろありますが、ビーツや野菜、豆から作られているものが主流です。

上のスタイルを選んでいくと、モスクワ郊外では300rub前後、モスクワ市内では400-600rub程度かかります。

例えばこんな感じの献立になります。
meal1_c


borsh_c
ボルシチборщ
※←実際にお皿に入っている画像を撮ってなかったので家で食べる用のパッケージです。
スープです。”ボルシチ”と発音しても通じません。”ボ↑ル↓シ↓”で通じます。
好みによってサワークリーム(スメタナсметана)を入れる。
この組み合わせは美味しい。どうやら牛の骨髄をダシに使うようで日本では作るのが難しいと思います。
また、スープにはディル(イノンド)と呼ばれるハーブが大体乗っかっています。
生でディルをむしゃむしゃ食べましたが、ローズマリーに近い雰囲気がします。
※なんと、生のディルが西友で売っていました。驚きです。

サリャンカСолянка
スープです。魚、肉、キノコ等種類は豊富にあるようですが、私は魚のサリャンカを食べました。
とても美味しいです。味噌の代わりに別の何かが入ったあら汁に近い感じですかね。

syarma_c
シャルマШаурма
ファストフードです。ケバブのチキン版とでもいえばいいのでしょうか。ケバブとは別物です。
アラブ、イスラエル地方のファストフードのようです。
非常に美味です。値段も安く量もたっぷり。ビールと合います。
ケバブのように焼かれている鶏肉の塊に指さしながらこれください、といえばきっと通じます。
110-120rub
Шаурма-google画像検索


黒パン
酸っぱいパン。
正直に言うとなんでみんなこれを食べてるのかわからない、そんな美味しいものではないと思います。
子供の時からずっと食べてきているものなのでしょう。
安く、どこに行ってもあるので食べることが出来ます。面白い味なので試してみてはどうでしょう。
10rub

sprat_c
スプラット(шпроты)
スプラットという魚のオイル漬け缶詰です。
燻製されているためとってもおいしい。鰹節の風味がします。
レモンを添えてウォッカと一緒に食べるそうです。
100rub



飲み物
gohan2_c
コンポートкомпот
果物を煮て作ったジュースです。
図の中央上にある飲み物がそうです。
ジャムのような一般的なコンポートとは違います。
ご飯を食べるときに一緒に飲みます。売られているのは基本的に甘いです。
とある家庭にお邪魔して頂いたのですが、砂糖の甘味は余りなくスッキリ爽やかな味です。各家では8月ごろに50ビン位作っておくそうです。
10-20rub


kbac
クバスквас
コーラ、ドクターペッパーとは違った方向を向いた微炭酸飲料です。
本格的なシーズンは夏。外にクバス売りが来るそうです。
ペットボトルのクバスは美味しくありません…紹興酒に近い匂いがしました。
手作りのクバスはとても美味しいです。味の表現が難しいですね。
一応缶でしたら、←のラベルの物がまぁまぁの味でした。


baikal
バイカルбайкал
コカ・コーラをやさしくしてドクターペッパーのチェリーをなくした感じの炭酸飲料です。
個人的にコーラよりも好き。
2リットル60rub



tarkhuna
タルフンтархун
エストラゴンというハーブから作られた微炭酸飲料です。
すごい緑色しているけど着色はしていない模様。
2種類飲みましたが、このメーカー(左の画像)のタルフン(ASCANIA)が植物感があって良いです。
実際にエストラゴンを生で食べましたが、まさに飲み物と同じ味でした。
※「タラゴン」の名前で乾燥させたエストラゴンが西友で売られていました。たしかS&Bだった気がします。
また、Amazonでも普通に売られているんですね。

もう一種類飲みましたが、ただのメロンソーダで面白くありませんでした。
60rub



kefir
ケフィアкефир
あのケフィア。爽やかに酸っぱい。牛乳とヨーグルトの中間位でトロトロしてる飲み物。
とってもとってもおいしい。ちなみに牛乳はモロコмолокоと呼ばれています。
日本では種菌しか買えませんが、ロシアではペットボトルで売られています。
80rub前後



エナジードリンク
gorilla0_c
Gorilla URL:http://gorillaenergy.com
緑(original):普通のエナジードリンク味。モンスターの緑とほぼ同じ味。
赤(pomegranate):正直美味しくない。表現しがたい後味の悪さ。pomegranateの意味は果物のザクロです。
青(ice):あるのは見かけましたが飲んでいないので味は不明。
ピンク(pepper):味はまさにドクターペッパー。ドクターペッパーを飲める人は美味しく飲める。
70-90rub



adrenalin
Adrenalin
柑橘系のエナジードリンク。色は黄色で味は爽やか。
70rub



effect
effect
70rub
普通のエナジードリンクの味。特に目立った味はしていない。



jaguar0_c
Jaguar
エナジードリンクとお酒のカクテル。7.2%。
レッドブルやモンスター(緑)のエナジードリンクとアルコールを混ぜました、という感じです。
URL:http://jaguar-drink.com/
美味しい…んでしょうか?
80rub



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アルコール

kozel
Kozel
チェコのブランドのビールです。ですが、ロシアで売られているこれはロシア製造でロシアで消費されるとのこと。
なのでロシア製…でいいんでしょうか?
飲んだ中で最も美味しかったビールの一つです。
Kozelは日本人が飲みやすいものでしょう。
65rub
他にpremiumという種類もありましたが、それらは輸入しているらしく230rubしました。



zhigulevskoye
ジグレフスコエЖигулёвское
これは完全にロシア純正のビールで、伝統あるもの。ソビエト時代(もしくはもっと前)から作られ続けられています。
現地の方も”хорошо“と言っていました。
実際に飲んでみても美味しい。Kozelよりも苦みがあります。
1つの会社が出しているだけの物ではありません。何というんでしょうか。
何かの製法に従ったものをジグレフスコエ、と呼ぶのだと思いますが良く分かりません。
2.8%以上のアルコールと15%までの麦芽穀物?を添加することが許されているもの、のようですZhigulevskoye -wikipedia 英語



Russian Standard(Русский Стандарт)
russian_standard_bottle

“ロシア スタンダード” とでも呼べばいいのでしょうか。
ロシア色に染まりたいならこれです。ロシア人が少し贅沢したい時にこれを飲むんだそう。
ロシアのウォッカとしては高級な部類に入ります。全く違うロシア人3人に聞いて、3人からお勧めされました。
ベルーガの半分程度の値段で買うことが出来ます。実際飲みましたが、とても飲みやすかったです。
日本のAmazonでありました。

飲む前に冷凍庫に入れてキンキンに冷やしておきましょう。凍ることはありません。
スーパー500rub, 空港1400rub前後
Русский Стандарт (водка) -ロシア語wikipedia
Russian Standard (vodka) -英語wikipedia


(c)Achim Raschka(2012)


ウォッカ
beluga
ベルーガBeluga
ベルーガ(チョウザメの意味)と呼ばれるウォッカが高品質の物のようです。
現地のお酒大好き人に勧められました。
確かに美味しいです。そして高い(スーパーで1000rub, 空港で2000rub)。
空港の出発ロビーで買うことができます…というより、地元のスーパーよりも空港で買えと言われました。
本当かわかりませんが、地元のスーパーだと粗悪品が混ざっていたり、何があるかわからないそうです。
ただ、空港では高いです。
ロシアの有名なウォッカですが、かなり有名なため、日本でもAmazon等で買うことが出来ます。

ベルーガ ウォッカ クラシック 1L 1000ml ベルーガ -Amazon


vodkas

(左)バリザム
薬草を使ったロシアのアルコール。45-50%位。
イェーガーマイスターに近い?
ロシアの知人曰く、「45%と、アルコールが強いからコーヒーや紅茶に飲むことをお勧めする。ウォッカは40%だから、ストレートで飲んで大丈夫。」だそうです。
冷凍庫に入れてから飲むと40%であることを感じさせません。
味は…イェーガーマイスターを思わせますが、はっきりと違うものだと分かります。甘くないコーラやドクターペッパーの味が近いんでしょうか…?(右)のベルーガhunting HURBALよりは薬草感は強いです。

(中央)ウォッカ
種類は調べていませんが、ウォッカです。

(右)ベルーガ hunting HURBAL, URL:http://www.beluga-hunting.com/
BERRYとHURBALがあります。私が買ったのはHURBALで、1100rub位だった気がします。
ホームページによれば、お勧めは冷凍庫(-15℃)で冷やしてストレートで飲むこと。
また、お勧めのカクテルは50mlのHURBALとトニックビターレモン100mlを混ぜてローズマリーを添える事
だそうです。
日本語のページではほぼ紹介されているページが無く、ましてや通販などされていません。
味は、炭酸と砂糖を減らしたコーラに薬草を足した味です。100%のレモンジュースとよく合いました。美味しいです!

ウォッカは地方のスーパーで700mlくらいの瓶で300-500rubで購入できます。これはアル中になれる。

モスクワのミリタリーショップ

モスクワのミリタリーショップの場所
Белорусская(ベラルースカヤ)駅
・ロシアの航空会社АЗРОФЛОТ(アエロフロート)の看板の真下
・開店時間:10:00-20:00、定休日不明。2016/10/17(月)確認

場所


モスクワのミリタリーショップは
Белорусская(Belorusskaya, ベラルースカヤ)駅の近くにあります。
駅を降りて、周りを見渡すとデカデカとロシアの航空会社АЗРОФЛОТ(アエロフロート)の看板が見えます。その看板の真下にミリタリーショップがあります。
開店時間は2016/10/17(月)時点で10:00-20:00でした。定休日は分かりません。
※サバゲー用のミリタリーショップではありません。BB弾を飛ばすエアガンはありませんし、迷彩服やナイフ、アクセサリー、ピンバッチがメインです。

値段


薄手のミリタリー服上下で1500-2000rub
ロシアの冬用のミリタリー服で3000-4000rub前後でした。
帽子は複数種類があり、薄手の通常の帽子は300rub、
冬用の「ウシャンカ」と呼ばれる円柱のような帽子は1200rubでした。

また大きいナイフがあり、これらは600rub-2000rub前後で売られていました。
ピンバッチはものすごく豊富にあり、1つ当り60-200rub前後で売られていました。
警察の服もありました。

行き方
russia_military_c

google地図では↓
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2+%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF/@55.7775767,37.582996,17.67z/data=!4m5!3m4!1s0x46b54afc73d4b0c9:0x3d44d6cc5757cf4c!8m2!3d55.755826!4d37.6173?hl=ja
のATAKAというお店です。

モスクワでSIMカードの購入

まとめ

  1. 2015年10月、モスクワにあるМегаФонでプリペイドsimカードを買った時のお話
  2. 店員にまずは英語で”I want a prepaid sim card.”と話す。
    ダメなら”Предоплаченные Cим-карты, Пожалуйста.“と言う。
  3. パスポートを渡し、サインして、お金払ってお仕舞い。
  4. ※標準, micro, nanoの違いはありません。simを切り離すことでどれでも対応できます。

モスクワ市内であればそこそこ英語は通じます。
可能な限り空港で買うのが良いでしょう。
シェレメーチエヴォ国際空港(SVO)の場合、一度空港の出発ロビーへ行くのが良いでしょう。確か到着ロビーは1階で、出発ロビーは3階か4階です。そこまで行けば歩いていれば確実に見つかります。


ロシアのモスクワでsimカードを購入してインターネットに繋げるまでの体験です。
この情報は2015年10月のお話で、あくまで僕が体験したことを思い出しながら書いています。
当たり前ですがsimフリーじゃなきゃできません。

英語は申し訳程度の保険的な扱いです。
モスクワでは英語は通じません。英語の案内版すらありません。

僕は
МегаФон
というお店で買いました(英語名Megafon,メガフォン)。

まずお店に入ります。
まずは店員にダメ元で英語で話しかけるのがいいでしょう。
通じれば何でもいいですが、例えば
“I want a prepaid sim card.”
とかでいいでしょう。
これでダメでしたらロシア語で、
プリペイドsimカードを下さい。

Предоплаченные Cим-карты, Пожалуйста.

と言うか、この文を見せればいいでしょう。
※スマートフォン等にgoogle翻訳のオフライン版を事前に入れておくことをお勧めします。
僕の場合はたまたま英語が通じる店員が店内にいたので困らずに変えました。

これで通じたら、どのプランがいいか、を聞かれると同時にパスポートの提示が求められます。
店員にパスポートを渡します。
その後、simカードが入ったカードの束が渡され、
「好きな電話番号を選んでくれ」
と言われます。
このプリペイドsimに付属する電話番号は(多分)ロシア国内でМегаФонの電話へ掛ける場合に使えるものです。
まぁ、掛けるつもりが無いのならば何でもいいでしょう。

2015年10月時点ではМегаФонのプリペイドsimのデータプランは5つ存在し、
199pub, 0.5GBまで, ロシアの番号でМегаФонの番号なら通じる, 通話可能時間300分
390pub, 3GBまで, ロシアの番号でМегаФонの番号と家への電話なら通じる, 通話可能時間400分
590pub, 4GBまで, ロシアの番号でМегаФонの番号と家への電話なら通じる, 通話可能時間600分
1290pub, 8GBまで, ロシアの番号全てに通じる, 通話可能時間1500分
2700pub, 10GBまで, ロシアの番号全てに通じる, 通話可能時間5000分
です。

で、サインを求められるので、サインしてお金を払って終了です。
このサインは漢字でも平仮名でもアルファベットでも何でも構いません。

最後にこんなsimカードがもらえます。
ロシアモスクワsimカード_c

時間としては10~15分程度だったでしょうか。早かった印象があります。